そして、翌週の11月9日 (月)から 14日 (土)まで同スペースにて、笹子恵の個展を開催いたします。
お二人はとても仲の良い作家ご夫婦です。
恭男さんは千葉県出身、愛知県立芸術大学大学院油画科を修了し、
恵さんは高知県出身で、同じく愛知県立芸術大学大学院油画科を修了しています。
10年以上、ほぼ毎年一週間ずつ当ギャラリーにて個展を開催しています。
ご夫婦二人展、グループ展でも活躍されています。
恭男さんの作品は色が濃くそして強く、恵さんは淡く、柔らかです。
<笹子恭男> キャンバスにアクリル絵の具、100x100x2.5 (cm)、2004年
<笹子恵> キャンバスに油彩、53x53 (cm)、2007年
大学在学中に具象画と抽象画の境について追求しようとした時期があり、
どちらも結局は色の面の集まりでしかないわけで、
ならばそのような枠組みは作家にとっては必要がないのではないだろうか
という考えに至りました。
在学中の間は裸婦や静物を描いていたそうですが、
「具象画を形作る色面の集まりでできた物の輪郭とは何であるか」を
考えるようになりました。その後は考えがまとまるまで
10年余り制作を中断していました。
そして具象画も抽象画も究極的には同じではないか
という答えが一つわかったのでまた個展を始めることができたそうです。
今ではご夫婦で色と形を日々追求しています。
<笹子恭男> キャンバスにアクリル絵の具、100x100x2.5 (cm)、2005年
<笹子恵> キャンバスに油彩、53x53 (cm)、2006年
これまでの代表作をご覧頂くことができます。
どちらの作品もお部屋にあると、心が落ち着き、
部屋の中も明るくなります。
どうぞご高覧ください!