2009年12月26日土曜日

今日は年内最終営業日です

Gallery Kozukaの年内の最終営業日は
本日12月26日 (土)となっております。

2010年は1月9日 (土)から、毎年恒例の睦月展で始まります。
Gallery Kozukaの全館を使用し、作家約70名の作品をご覧頂きます。
通常の個展で制作するものとは違った雰囲気の作品があったり、
睦月展だけでの特別サイズ、価格であったりと、
新年だけの楽しくて嬉しい試みもあります。
どうぞ皆様お誘い合わせの上、ご来廊ください。

詳細はGallery Kozukaのホームページをご参照ください。


本年もご愛顧の程、ありがとうございました。
引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆様、楽しい年末年始をお過ごしくださいませ。

2009年12月19日土曜日

3人の陶芸家:Ringing in the New Year and New Art 展

今回は、今週月曜より開催されております、Ringing in the New Year and New Art 展の
陶磁器の作家さんたちをご紹介したいと思います。

このグループ展は、Space Grayでは現代美術、
Select Shop Yellow (Space Yellow)では陶磁器という構成になっております。

この陶磁器の展示が通常のGallery Kozukaではめずらしい雰囲気みたいで、
ちょっと驚かれる方もいらっしゃるようです。。。
というのも、GK二代目の独断と偏見で3人の陶芸家さんにご参加いただき、
愛らしい雰囲気満載となっているからです。

以下、順番にお名前等ご紹介させていただきます。(あいうえお順にて。)


お一人目は、「こうさく舎 くりくほ」さん。
金沢で楽しい手作りのモノを扱うお店「こうさく舎 くりくほ」を
ご夫婦で経営されております。
奥様は皇后陛下のお帽子を制作されている先生について修行をされた
コサージュと帽子の作家さん、
店主さんは陶磁器の器等を制作したり、
そして現代美術の作品で個展をされている作家さんです。
今回は店主さんだけでの参加でしたが、
奥様もGKでグループ展をしていただいたことがるんですよ。


ぽってりとしたお茶碗です。ふとさわりたくなる丸みです。
Simple is the best !の方には、
この控えめな愛らしさが使いやすいと思います。
他にも湯のみやひょうたん文の徳利など、
質感や見た目にも暖かみのある作品たちです。
お手に取ってみてくださいね。

くりくほさんのブログ、くりくほ的業務日誌もあります。
作品紹介や金沢について等、毎日チェックしたくなるとっても楽しいブログです。
是非ご覧ください。


お二人目は「小澤 順一(こざわ じゅんいち)」さん。
名古屋を拠点としてご活躍の陶芸作家さんです。
ネコやイヌ、ロボット等を題材に、見ても楽しい、
使ってもっと楽しい作品を制作されています。
小澤さんのお皿は色合いが独特で、カラフルです。
GK二代目の作る(そっけない?)料理をのせてもすごくおいしそうに見せてくれます。。。


とっても元気のいい色合いです。焼きそばもごちそうに見えます。
黄色はごはんをおいしくみせてくれる色だそうですね。
お皿、豆皿、茶碗、湯のみ等、いろいろ出品中です。
シンプルもいいけれど、あるだけで食卓が明るくなる器もいいでしょ?

小澤さんのブログKOSA日記では、
作品をたくさん見ることができます。
小澤さんの手作り料理がご自身のお皿に盛られている写真もあります。
それが本当においしそうなんです。。。


お三方目は、「すずきあきこ」さんです。
愛知県の出身で、制作・活動は京都を拠点として活躍されています。
名古屋では初展示となります。
主なモチーフがお相撲さん。。。そしてバレリーナ。
他に動物などもいるのですが、お相撲さんをメインにしている陶器って
今までみたことがありませんでした。。。
それがまた愛くるしいお顔なんです。


上の写真の徳利は、「力士、東山動物園に行く」という
タイトルが付けられています。
お相撲さんが東山動物園へ。。。そしてコアラ舎で
コアラと戯れています。シュールだけどほほえましいです。
他にも、お相撲さんがフタを支えている酒器(現物をみてみてください)や
レンゲ、豆皿等を置いています。使うのもいいけど、飾りたくなります。
名古屋近辺ではなかなか見れないですよ。


さぁ、3人の陶芸家さんをご紹介しておりますが、
いかがでしょうか?
お皿などの大きさも揃っているので、ご家族でも使いやすいです。
GK二代目も愛用の器、あなたも是非使って楽しんでいただきたいです。
プレゼントのラッピングも承りますよ!

Ringing in the New Year and New Art 展は
Gallery KozukaのSelect Shop Yellowにて
12月14日 (月)から26日 (土)まで開催しております!!

加藤謙司(かとうけんじ) 個展

12月14日 (月)から26日 (土)まで、Space Whiteにて
加藤謙司展を開催しております。


加藤謙司氏は三重県四日市市出身で、
愛知教育大学大学院を修了しています。
その後、東海地区や東京でのグループ展へ精力的に参加、
賞も多数受けられています。
2001年から当ギャラリーにて二年に一度のペースで
個展を開催しています。

初期より樟 (くすのき)を使用した彫刻作品を制作しており、
主にインスタレーション形式で展示しています。


2003年 Gallery Kozukaでの個展風景

今年の夏に友人が佐世保の方へ皆既日食を見物に行きました。
その折に片島というところへも寄ったそうで、写真をブログで見せてくれました。
海と島が写っていて「良さそうなところだなー」と思っていたら、
その中の一枚の写真に「片島魚雷発射試験場跡」という看板が一緒に載っていました。
つまりは人間魚雷を発射するために操縦の練習をしていたところ、ですよね?
夏には戦争特集や映画がテレビで放送されていて、そのなかで
人間魚雷となった兵士たちのドラマがありました。
それを見て奥深い衝撃を感じていた矢先にその試験場跡の写真を見ました。
どちらに関しても現実感が増して、言いようのない気持ちになりました。


"沈黙するかたち "、2009年(現在展示)

今回の加藤謙司氏の作品を見ると、なにかの乗り物の操縦席が見て取れます。
メーターの位置や数からすると車ではなく、飛行機かなと思わせます。
それにしてはコクピットが小さすぎるかな。。。などと考えていると、
だんだんと人間魚雷の操縦席のイメージが重なっていきました。
丁度一人だけが座ることができ、操縦に関するものはぐるりと体の周りにあって。。。
そして作品自体が白で塗られています。
清廉潔白を表す白色は死装束やその意も込められているという
白無垢に使われています。
白で塗られた乗り物をイメージさせるその作品は、
誇りと希望をもって突撃した人間魚雷の生まれ変わった威厳ある姿に見えます。


部分 - "沈黙するかたち "、樟に着色、50x120x50 (cm)、2009年

作品をみるということは、作り手とは違う見る側の個人の感情や経験によって
理解することです。作品をちらっと見たときの「好き、嫌い」という判断も
見る人それぞれのバックグラウンドによる最初の価値判断です。
ですので、美術作品を見るときは、まったく自由に感じれば良いのです。
それがたとえば作家の意図と異なっていても、
そのような見方もあるということなので、作品の幅が広がったととれるわけです。
周りがなんと言っていても、自分自身で作品と心の対話をすることが重要だと思います。

美術館へ行くことも楽しいですが、
画廊にて、同時代を生きている作家たちの作品を見ることも
誰にも価値判断を強制されない自由があって
より楽しめると思います。
是非、お一人で、そして皆さんでお出かけください。

年内のGallery Kozukaの営業は、今週の土曜日、26日までとなります。
翌日27日から2010年1月8日 (金)まで冬休みをいただきます。
宜しくお願い申し上げます。

2009年12月13日日曜日

Ringing in the New Year and New Art 展

もうすぐクリスマス、年末忘年会、お正月、新年会。。。
と、楽しさめじろおしのシーズンがやってまいりました!!
(あえて師走発言はやめておきますよ。。。)

そんな心躍る季節にぴったりな楽しいグループ展を開催いたします。
Gallery KozukaのSpace Grayでは、
当ギャラリーで初展示となります作家も参加して
新作を含めた展示をしております。

そしてSelect Shop Yellow (Space Yellow)では、
これまた当ギャラリーでは初お目見えとなります陶芸作家3人で
見ても使っても楽しい、そして愛らしいお皿等の展示販売をいたします。
(おすもうさんが東山動物園へ行くという題材の徳利。。。
みたことないですよね?!)

なんだか幸せオーラがキラキラ光る宝箱に入っているかのようです。
(いやいや、言い過ぎかと思ったけど、目出たい雰囲気が全体にしたので
本当にそう感じたんです。。。)

是非、ご高覧ください!!