2009年7月30日木曜日

中野克俊(なかの かつとし) 個展

今週月曜日から、中野克俊、いとうただしの個展を同時開催中!!
中野克俊氏は、当画廊では言わずと知れた。。。。
かわいいけれどきもちわるい、もしくは
きもちわるいけれどかわいらしい作品を
作っている作家です。
皆さんの中には以下の作品をご覧になった方も少なくないと思います。
う◯ちに就いて就て 粘土、布、アクリル、ポリエステル樹脂、13x13x12(cm)、2008年
そうです。ピンクのう◯ちです。
一度見たら忘れられないです。。。
この作品を作った作家が、中野氏です。
ご要望が多い作品で、2度発表しましたが完売しております。
2度目の時には、花瓶として使用できるものもあり、
まるでう◯ちから野花が咲いているかのようでリアルでした。
ただ、正面から見た場合には気にならなかったのですが、
真上から見た場合にう◯ちには巻く方向がある
ということに気づきました。
通常のものは左巻きなのか右巻きなのか。。。
というより、
はたして人的制作がいろんな意味で可能かどうか。。。
物理学的現象でいうところの、
台風や竜巻が南半球、北半球で回転方向が違うことと同じように
う◯ちの巻き具合も違うのか。はたまた排水溝の渦のように
最初に力の加える方向によって右回転か左回転が決まるのか。
結局は。。。。。
作品をお持ちの方は、どちらの方向に巻いているのか
確かめてみてくださいね。

初期より2008年度個展までの代表的なキモカワ作品がご覧に慣れます。
今回の個展は今までと少し雰囲気が違います。
8月8日(土)まで、まだまだ開催中です!
是非、ご高覧ください!!

2009年7月28日火曜日

いとうただし 個展

今年もやってまいりました、
いとうただし&中野克俊の 個展同時開催ウィークス!  

いとう氏は20年来、映像インスタレーションの作品を発表しています。 
初期より、根本にあるテーマは「人間」です。 
映像には毎回いとう氏自身が登場します。 
最近は本人が自転車狂ということもあり、自転車を用いた作品も多いです。


ミクスト メディア、2007年


ミクスト メディア、2008年


人間には感情を表す表情があります。 
喜怒哀楽も細かな顔の動きで表すことができます。 
それが偽りか正直なのかはわかりませんが、 
客観的にみれば、楽しそうであったり、滑稽であったり、 
こんなに真剣で、こんなにふざけている。。。 
ということがわかります。  

今回のインスタレーションでは、 
1つの音楽と3つの映像を同時に流しています。 
音楽名をネタバレしてしまうと、「LA BAMBA」です。。。 
いとう氏が「BIRDY (バーディ)」(監督:アラン・パーカー)という映画が大好きで、 
その劇中歌として使われている曲だそうです。
純真な青年の "鳥になる" という夢を軸に、戦争や友人との交流を通して、
人間とはなにか考えさせられる社会派映画です。  
いとう氏は、会期中ほぼ毎日、終日在廊予定です! 
お話ししてみてくださいね。  

いとうただしオフィシャルサイトも是非ご覧ください。  

いとうただし展は8月8日(土)まで開催中です。
皆様のお越しをお待ち申し上げます。



Gallery's Artists 展

本日より25日(土)まで、 
Gallery Kozukaを代表する作家を中心とした
グループ展を開催しております。
 
今回は旧作、新作とさまざまな作品をご覧頂くことができます。 
年に何度かこのような機会をもうけて展示しております。 

美術作品は新作が旧作よりもいいとは一概に言えません。 
新作がいいのか、旧作がいいのかは、 
受け手である皆さんの一人一人が判断することです。 
「いい」というのも難しいところがあります。 
なにが「いい」のかは個人によって違います。 
色、モチーフ、コンセプト、サイズだけではなく、 
その時の自分の感情や置かれている状況、住んでいる場所など、 
作品をどのように判断するかは本当に個人によって、その時々で異なります。  

だからこそ、新作個展だけではなく、 
年に数回はGallery's Artists展のような機会が必要となります。 
また、一度に複数の作家のさまざまな作品をみることも、 
こういう時ではないとできないことです。  


中野克俊、粘土、布、アクリル、ポリエステル樹脂、27x27x6(cm)、2008年  

この中野克俊氏の頭に虫のわいている作品は、
もう一つ女の子バージョンがありました。 
そちらとこちらの男の子バージョン。
どちらが「いい」というわけではありません。 
ただ、唯一人との出会いを待つのみです。



松井憲作、和紙に墨、紙サイズ:38x54(cm)、2003年
※木の額に入れて展示しています 額サイズ:48x63.5(cm)

松井憲作氏の作品は、 モチーフを描いているようにみえますが、
実はその周りの空気感を表現する作品です。 
この作品は、紙の左縁の下方あたりから反対側の縁の上方へ斜めに切れ線を付け、 
その線を境に、椿の花の付け根から下は色をつけて、上は白黒で描かれています。 
2003年の個展時以来、初お目見えになる作品です。 
他に和紙だけではなく、キャンバスの作品もあります。 
和室、洋室問わず、日本の粋やワビサビが表れる作品ではないでしょうか。 

作品たちは出会いを待っています。

かめろう ーセイギノミカタ展ー

Gallery Kozukaのお正月恒例睦月展から 大好評をいただいております、
作家かめろう氏による癒し系うさぎアート。

二匹のうさぎ(ココローとニコ)がロボ160に乗り込み、
地球上から失われていく美しいモノを取り戻し、世界の平和を守るため、 
月より舞い降りました。  



ちら" キャンバスにアクリル絵の具、45.5x50.3cm、2009年  


パッと見の印象はうさぎちゃんかもしれませんが、
嫌みのないかわいらしさとさっぱりとした色使い、 
そして内包する少しヘビーなテーマによって 作品のバランスが保たれています。  


セイギノミカタ" キャンバスにアクリル絵の具、91.0x72.8cm 、2009年  

ちなみに、かめろう氏は男性です。。。 
だからこそ、甘すぎず、重すぎず、 
受け手の捉え方に委ねることができているのだと思います。 
そして、購入してくださる方は50歳以上の男性が多いです。
やはり癒し系?! 
なかにはお嬢様へのプレゼントへお買い求めになる方もいらっしゃいました。 
ご家族で楽しんでいただけますと作家、画廊共にとても嬉しいことです。
二匹のうさぎとロボ160には、ある壮大な物語があります。
詳細は展覧会場にて、是非お読み下さい。 
余談ですが、いつか絵本となる構想もありますよ!  



"ソラのカナタから" キャンバスにアクリル絵の具、72.8x60.6cm、2009年  

かめろう "セイギノミカタ展"は18日(土)まで開催中です。 
作家は17日(金)、18日(土)の在廊予定です。

お話ししてみてくださいね。 お待ち申し上げます!