2010年2月8日月曜日

松井憲作(まつい けんさく) 個展

2月8日 (月)から20日 (土)まで、松井憲作の個展を
Gallery KozukaのSpace WhiteとSpace Yellowにて
開催いたします。


松井氏は神戸在住なのですが、名古屋の当ギャラリーにて
1980年頃から第一線を走り続けています。
グループ展は関西を中心に多数参加しています。

作風は、紙やキャンバスに
墨や水彩、色鉛筆を用いて描いた静物画。。。のようですが
静物画として描いているわけではありません。
物体というよりむしろ、物体の周りの空気感を表現している作品です。
だからこそ、物自体のたたずまいも引き出され、
凛とした空気感が感じられるのですね。

松井憲作の作品を嗜むための重要なポイントを2つ、簡単にお教えします。

下の作品では、湯飲みと植物がみてとれます。


松井憲作、和紙に墨、紙サイズ:38x54(cm)、2003年
※木の額に入れて展示しています 額サイズ:48x63.5(cm)

ポイント1:「影」
気づいた方もいらっしゃると思いますが、
物が置かれている面の影は描いてありません。
その理由のひとつは、松井氏曰く、
日本古来の描き方をすると影はないことのほうが普通であって、
影を加え出したのは西洋の方法が取り入れられてからだ
ということです。
影は何故必要かということを考える。。。
確かに、明治までの日本の絵画を思い出してみると
影ってありませんよね。。。
もちろん絵巻物などでは影を見たことないですし。

ポイント2:「浮遊感」、「不安定感」
影を描かないことによって鑑賞者に与えられることは
物の浮遊感と画面全体の不安定感です。
それらにより、物をとりまく空気を立体的に
一層感じることができます。
紙上の三次元ですね。


松井憲作、和紙に墨、紙サイズ:105x70(cm)、2005年

さらに、作品の紙自体を斜めにすることにより、
不安定感が増します。
というより、部屋の中に動きがでておもしろいですね。


その他のポイントはまた来週書きたいと思います。
まずは2点をおさえて、心のゆとりがほしいとき、
または心のゆとりがあるときに
ゆっくりと堪能していただきたいです。

画面が語り過ぎない静かな作品は、
日常の折に触れ、いろいろなことを考えさせてくれます。
そして気づくことができます。
とても何気ないけど、無いと不思議な感覚のする「影」。
あたりまえだけど、重力に逆らうと不安定に感じることなど、
考えれば考える程世界は広がり、
実は世の中っておもしろいことにあふれてるんだなぁと
しみじみ思えてきます。


代表作品やバイオグラフィー等をご覧頂くことができます。


松井憲作 展、是非ご高覧ください。

2010年1月27日水曜日

鈴木淳夫(すずき あつお) 個展

1月25日 (月)から2月6日 (土)まで、鈴木淳夫の大個展を
Gallery Kozukaの全館を使用して開催いたします。


2003年より当ギャラリーにて毎年開催される個展では、”彫る”という行為により
何気ない出来事だけれど自分を形作る日々の思い出、
そして近い未来、遠い未来への希望を作品へ刻んでいます。
彫刻刀で刻むときの心の動きによって、画面へ彫り込む箇所、
彫り方、力の入れ方などが変化します。
刻まれた点は鈴木淳夫の心の一部です。それらが集まっていくことにより
互いに影響し合いながら、心の情景を作り上げていきます。


パネル、布、アクリル絵の具、240x240x5 (cm)、2003年



個展風景(三原色)2009年


本展では、全作新作、そして新シリーズを発表いたしております。
”彫る”ことを基軸に、今までは”色”をテーマにしてまいりました。
そして今回は”彫る”、”色”を踏まえ、
さらに心と人の関係を追求し、表現しています。


個展風景、2010年(現在展示 - Space Gray)

画面に表れているモノと、制作している鈴木の心の動きは
まったく関係がありません。今回のシリーズにおいても、
モノを描くことは重要ではないのです。
人がモノをモノとして認識する時は、心の動きによって
曖昧であったり、誇張されていたりします。
姿形、モノの種類、色などを自分の蓄積された知識だけで
おおまかに判別しているのであって、
個々のモノ自体を正確に捉えることは
少ないのではないでしょうか。

皆様、すなわち受け手の心の動き、作り手の心の動き、
表れているモノ、色、彫る行為、
それらすべてが作用することにより
この展覧会は完成されます。

これまでの代表的な作品や略歴をご覧頂くことができます。

ご高覧いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

2010年1月16日土曜日

弐千十年睦月展

Gallery Kozukaの2010年の営業が始まり、一週間が経ちました。
もう一週間。。。今年も光陰流水、矢の如しとなりそうです。

名古屋は大晦日から雪で、お正月はとても寒かったです。
この一週間も雪を感じる風が吹き、空の色もグレーで。。。
節分過ぎまではこんな感じですね。冬を実感する月です。

そんななか、多くの方に睦月展をご覧頂いておりまして
誠にありがとうございます。

「寒いし外にはなかなか出られないよ」とおっしゃる方は、
まずは各作品の写真を、どうぞホームページ上にてご覧くださいませ。
作品が70点近くございますので、こたつに入りながら
ゆっくりとお楽しみいただけますと幸いです。
(以下、睦月展の各部屋へのリンクとなります)

弐千十年睦月展 Space Gray Space White


来週の1月22日 (金)まで開催しております。
どうぞご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。

2010年1月1日金曜日

明けましておめでとうございます: 2010年

皆様、明けましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Gallery Kozukaの新年最初の展覧会は1月9日 (土)からの
弐千十年 睦月展からとなります。

毎年恒例となっている睦月展ですが、
今回も70名近くの作家が参加しております。
弐千十年 睦月展のホームページでは、各作家の名前をクリックすると
以前の個展やオフィシャルホームページ等に飛ぶことができます。


皆様お誘い合わせの上、どうぞご高覧賜りますようお願い申し上げます。

楽しいお正月をお過ごしください!