アートフェアには見る側、作る側、売る側、そして買う側といろいろな人が
参加するわけですが「そもそもアートフェアとは何なのか」を
もう一度考えてみるべき時なのではないかと思い、
このMCAFを始めました。今回で第三回目になります。
名古屋で現代美術のアートフェアが16年間も開催されていたことを、
皆様はご存知でしょうか?
当ギャラリーが事務局を勤め、1988年から2003年まで
この名古屋にて毎年開催されていました。
東京や北海道などさまざまな県より参加いただきました。
当時は若くて無名だったギャラリーさんのなかでも
今はご活躍目覚ましい方々も多数いらっしゃいます。
歴史を感じずにはいられません。。。
しかし、日本ではまだ早すぎたのか、2003年に幕を降ろしたわけです。
現在の日本国内では、こんな小さな島国にもかかわらず
アートフェアが多数開催されています。
なぜでしょうか?日本の文化レベルが上がったということになるのでしょうか?
ふっと考えさせられることがあります。
画廊は基本的に作品を展示販売する場所ですが、
現状というものを考えながら、企画展によって世の中になにか問いかけることも
一つの役割のような気がします。